美「どうしたんだろうねぇ、って皆…?」



私は皆の方を向いて問いかけたら

皆は荒れた顔でこっちを向いた


えっ?なに?

私なにかやらかした?




空「鈍感だね〜」

海「ほんとに〜」

瞬「守が可哀想に思えてきました」




めっちゃ言われようだなぁ〜私

鈍感って私は鈍感じゃないんだけど…たぶん。



美「って、何で守が可哀想なの?」


空・海「ヒミツだね!」

瞬「自分で考えましょう」



…っち。

それぐらい答えたっていいのに

あっ、そろそろ時間かな?


心の準備は出来てる。

皆のお陰かな




特に守。

守には本当に助けられっぱなしかな。

ここに来た頃は皆とも喋れていなかった。

けど、初めて喋りかけてくれたのは守だった。

あの時は嬉しかったなぁ。

そして、常に私の傍にいてくれた。



私はそんな守が……


ん?あれ?

そんな守がの後、何を言おうとした私!!




……そんな守が好きって言おうとした?





美「………マジ?」


空・海「どうしたの?顔真っ赤にして」

瞬「ホントですね。どうしたんですか。」

美「な、なんでもない!!」




ウソだ。絶対にウソだ!!

私が守を?イヤイヤないない!

ある訳ない!




私は郁斗が!

…あれ?郁斗が…好きなの?


郁斗を考えても何もしなかった。

昔はしたのに。



守を考えたら、守といた楽しい思い出が次々と思い浮かんだ。

マジですか?

私は…私は…





ガチャ






守「そろそろ行かないか?」