可憐な年下オオカミの飼い方


『ねぇ』




夕食を食べた帰り道、手を繋いで歩くウサを見上げる。




『ん?』





ウサの可愛い笑顔。


ペットだけど、弟みたいな、彼氏みたいな、ウサ。



いつも話を聞いて、寂しさを埋めてくれる。



その関係が、




質問の答えを聞くとなぜか壊れてしまうような気がした。