『あんたをペットにして、私に何の得があるっていうの?』 うつむいて吐き出した声は、自分でも驚くほど弱々しい。 『飼ってくれたら、俺が香澄さんのこと寂しくさせないよ』 そんないい加減な理由… それなのに、 一番正当な言い訳になる気がする。 そっと顔をあげると、 首を傾げながら微笑んで、 ギュッと抱きしめられる。 『香澄さんがご主人様、俺はペットのウサ、でいい?』