可憐な年下オオカミの飼い方


電話は親友の由美からだった。




助けを請うように急いでスマホを耳にあてる。




『由美っっ』





『あ!もしもし香澄?もー!やっと繋がった!今どこにいるの!?』




え…?




部屋をぐるりと見回す。





『家にいるよ!でも記憶がなくて頭がガンガンして知らないオト…』






『えっ!?記憶がないってどこから?』





『えっと、えーーーっと…』