可憐な年下オオカミの飼い方


怒鳴りながら追いかけてくるおじさんと、ガタイのいい2〜3人の男性から逃げてホテルの資材室のような所に隠れる。




『香澄さん?どうしてここにいるの?』






『ニュースで見たの。ウサは…』




色々ありすぎて何から聞こうか頭が整理できない。




『ごめんね勝手にいなくなって。俺が香澄さんの家にいるのがうちのSP達にバレちゃって、迎えに来てたんだ。』





『SP?』





『そう。俺が成人したら結婚だ!って言われて、誕生日前に家出してきてたから、ずっと探されてたんだ。
でも見つかっちゃったから、両親にきちんと自分の意思を伝えようと思ったんだけど、時間かかっちゃって…』





『ウサの意思?』






『うん。俺、結婚するなら香澄さんがいい』




こんな時なのに、無邪気な笑顔がたまらなく可愛い。