周りからは、

鼻をすすっている音が聞こえる。




「ふっ...うぇ、うっ...」


だめ。

ずっと堪えてた気持ちが溢れだした。





こんなの。

こんなのって。


...やっぱり、聴かなきゃよかった。


こんなに想われてる、

“みやび"さんが羨ましい。


これが私だったら、なんて

考えちゃいけない。



強く、なるの。


雅、がんばれ。