『ははっ!
で、休みになんの用だよ』
「...さっき、雅に会った」
『ゴフッゴホッ...』
遼太郎、むせたな。
『で、話したりした?』
「なんて言うか...告られた」
『パリンッ』
「お前今何割ったんだよ」
あたふたしている遼太郎の様子が目に浮かぶ。
今頃掃除が大変だろう。
『わりーな、皿が数枚飛んでった』
「......」
こいつのどんくささには呆れる。
俺はもう慣れたけど、ファンはもっとしっかりしたやつだと思ってるだろう。
『...で。
おめでとー!!!
とうとうお前にも春が来たな!
2人で仲良く過ごせよ!!』
「いや待て、付き合ってねーよ」

