「お前のカバン絵の具ぐちゃぐちゃだし、筆ねぇじゃん!」 工藤君は私を見て、バカにしたように笑って見せた。 「お前、女じゃねぇよ」 止めを刺すように工藤君の言葉が胸を痛ませた。 「ッ……」 知らずに涙が頬を伝った。