「莉依!さっきの後輩くんなかなかイケメンだったね。もったいない(笑)」

私は声をかけてきた咲夜をギロリと睨む。

すると咲夜は慌てた様子で訂正する。

「うそうそ、ごめんってば!あ、打ち上げ3:00に駅前集合だって言うからそろそろ帰らないと間に合わないよ!」

「う、うん…」

まだ慶に会えてない。最後に話したい……

「ちょ、ちょっと私忘れ物したっ」

そう私は言って走り出す。