PM 18:30 僕らの時間















「なにぼーっとしてんだよっ」

慶はそう言って私にデコピンをする。

「いっっったぁ」

涙目で慶を見ると大好きな笑顔で笑ってた。

「ははっ、そんな強くやってねーよ。」

「い、痛いもん。」

わざと痛いフリをした。

「ちょっと、見せてみ?」

そう言って慶は顔を近づけてくる。

「ちょ、慶!?ち、近いよ……」

「ご、ごめんっ…」

私の言葉を聞き、慶は急いで私から離れる。

「も、戻るわ…」

慶は耳まで真っ赤になりながら、席に戻っていった。