《久しぶり、慶だけど。
受験どうだった?》
そのメールを見た瞬間、心臓が大きくはねる。
うそ……慶…
《合格したよ、慶は?》
なん十分も悩んだあげく、返信した内容はそっけなくなってしまった。
私ってホント可愛くないなぁ…
《俺は隣の県の○○高校に野球の推薦で合格した。》
そう返ってきた。
いまいちピンとこなかったのでネットで調べてみると、野球部がすごく強く、毎年甲子園に行くようなところだった。
でもここ……遠い…
《遠いね。毎日通うの大変じゃない?》
《寮に入るから。》
そんな…私との約束は?忘れたの?もう……慶の中に私はいないんだね。
《そうなんだ。じゃあ、私そろそろ寝るからまたね!》
そう言ってメールを終わらせた。

