それは私も同じ。受験を控えた大切な時期なのに慶との時間ばかり優先して勉強をしていなかったため、成績は酷いものだった。
『あんまり莉依と一緒にいられなくなる…ホントごめんな…』
電話越しでも慶が凄く落ち込んでいるのがわかる。
「大丈夫だよ!頑張ろうね、慶。」
『うん、さんきゅー。』
私たちは電話を切った後もずっとその事を考えていた。
慶にとって、今はきっと私が負担なんだ…
勉強時間を割いて私といてくれた。でもそれはお互いの為じゃないから、今のままじゃダメなんだよね。
でも、慶の傍にいたいよ……
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