そう言って助け船を出したのは、優先輩だった。
(優せんぱ、)
「どうせなら、花まで添えてあげれば良かったのに、」
「あぁ、なるほど。ちょっと待ってろ」
「嫌々いりませんから‼ 何、その地味な悪戯。可愛いどころじゃないですからね!?」
そう言えば、少し頼りなさそうな紅葉先輩がフォローしてくれる。
「そ、そうだよ。來、優先輩。あんまりするとカップ汚れちゃうよ?」
「イヤ、紅葉先輩。カップよりも俺の心配───」
「しまった、また一個無駄に使った……」
(何か俺、カップよりも身分小さいんだけど……)
(ぇ、俺なんかした?)
(何もしてないと───)


