「……イタッ」
えっ、えっ。待って、待って‼ なにがしたいの、コイツ。
ページ一枚一枚に鋭く尖ったまち針が挟まってる本。
(これは、危険だ。危ない。)
もう、痛すぎて意味がわからないので、本をしまう。
そして、ソファーを戻して怪しいところを探す。って言っても、ここしかないんだけど……。
「絶対怪しいだろ、この本棚」
床から天上までの高さで、たくさん本が入ってると思いきや、真ん中らへんはすかすか。
(上と下はぎっしりなのに……。)
とりあえず、真ん中に置いてある右側の本を手に取った。
取った本は、小説のようで俺の好きな作家さんだった。


