その言葉を聞いて髪の色に納得した。染めたしては綺麗すぎるくらいキラキラしてるからな。
「じゃあ、次は、二年生の皆さん、お願いします!」
それを聞いて、俺の前に出てきた先ほどの女の子。
「2年A組の楢崎優樹菜 ( ナラサキ ユキナ ) です。 一応先輩だから、その、よろしくね?」
(せ、先輩!?)
ニコッと微笑みながら首を傾げる先輩は、無意識だろう。少しだけ自分の顔が熱くなった気がする。
「あ、あの。樋田紅葉 ( ヒダ モミジ ) です‼ 頼りないかも知れないけどよろしくお願いします」
ペコッと頭を下げる紅葉さんにつられて「こちらこそ」っと頭を下げる。
(この人、さっき男の子を起こしてた人だ、)


