「・・・火焔」

「夜天、どうし・・・、あいつ・・・」


動かないでいる夜天を不思議に思ったのか、雷牙が声を掛けてきて、すぐに気付き、同じように見上げる。

それに気付いて、刹那と琴音も近くに来た。


「何してる!?早く行け!」

「今は彼に関わっている状況ではありません。さあ!」

「・・・そうだな。行こう」


聞こえてきた白鬼と鈴麗の声に、夜天は火焔から視線を外すと、三人に声を掛けた。