光の少女Ⅲ【合成獣編】


「誰かこっちに来るよ」

「人数はわかるか?」

「えっと、・・・二人かな」


黄牙に聞かれた蒼牙が答えた時、花音の耳にも誰かの足音が聞こえてきた。

異世界へ行くためのゲートしかないこの森に用事がある人がいるとは思えなくて、身構えていたが、現れたのは光輝と白夜だった。


「光輝!それに、白夜さん!

「どうしたんだ?その怪我」



大きな怪我をした様子はないが、それでも多くの怪我を負っている二人を見て、風夜が問い掛けた。


「妙な奴等に襲われたんだ」

「妙な奴等?」

「・・・色々な種族が混じっているような奴だった。姿も、能力もバラバラで、中には火や水を操る奴もいたな」

「それって・・・!」


光輝から話を聞いて、花音は後にいる沙羅達を振り返った。


「キメラね」

「あいつの研究が何処かでもれたってことか」

「でしょうね。予想はつくけど」


そう呟いた沙羅に、白夜の視線が向く。