光の少女Ⅲ【合成獣編】


「うーん、何だか相性があまりよくない種族があるのだけど、大丈夫かしらね」

「えっ?」

「んー、彼がどのくらい理性を保てるのかと思ってね」


神麗の言葉を聞いて、花音は風夜と男の方を見た。


「っ・・・」


男の重い一撃をかわし、風夜が男の腹に蹴りをいれる。

蹴り飛ばされた男は、少しの間動きを止めていたが、急に笑い始めた。


「何だ?どうしたんだ?」

「くく、ははは、あーはははっ」


ひとしきり笑った後、顔を上げた男の目からは光はなくなり、狂ったような笑みが浮かんだ。そして、速いスピードで風夜に接近し、そのまま彼を地面に叩きつける。

「ぐっ・・・がぁっ・・・」


「風夜!」

「やっぱり暴走してる・・・」

「暴走って、さっきまでは普通だったじゃんか」

「ええ、でも」

「神と魔、龍と鬼、獣と妖がそれぞれ反発しあい、彼の意識を喪失させたってところかしら?」

「って、冷静に分析してる場合かよ!」

「そうね」


紅牙に突っ込まれた神麗が手を男の方に向けた。