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「風夜ー!」
「ふははっ、一時はどうなるかと思ったが、今度こそ終わりだなぁ」
楽しげに笑う男に、花音は膝をついたまま、呆然とする。
「まずいよ。私達だけでも、逃げよう!」
いつの間にか、沙羅の傍から花音の近くに来ていた瑠璃が言う。
「逃げようと言われても・・・」
「だって、この状況やばいよ。結局、風夜もやられちゃったし」
「でも・・・」
そこでK-01の方を見る。
佇んでいるその巨体・・・、正確には、その下から今までとは違う力を感じる。
その直後、K-01の身体が下から押し上げられるように吹き飛び、音を立てて倒れた。
「グガアアア!」
「何っ!?」
「!!」
黒く大きな翼が見え、持ち主が姿を現す。
「雑魚の癖に、俺を此処まで追い込むとはな」
その声、姿は風夜だったが、それでも先ほどに比べて、纏っているオーラは更に禍々しいものへと変わり、放つ殺気も重くなっている。
「だが、これで終わりだ」
温度を感じさせない冷たい声で言い、風夜がK-01へ手を向ける。その手に集められている力も、先ほどの比ではないくらい強力なものだった。
「風夜ー!」
「ふははっ、一時はどうなるかと思ったが、今度こそ終わりだなぁ」
楽しげに笑う男に、花音は膝をついたまま、呆然とする。
「まずいよ。私達だけでも、逃げよう!」
いつの間にか、沙羅の傍から花音の近くに来ていた瑠璃が言う。
「逃げようと言われても・・・」
「だって、この状況やばいよ。結局、風夜もやられちゃったし」
「でも・・・」
そこでK-01の方を見る。
佇んでいるその巨体・・・、正確には、その下から今までとは違う力を感じる。
その直後、K-01の身体が下から押し上げられるように吹き飛び、音を立てて倒れた。
「グガアアア!」
「何っ!?」
「!!」
黒く大きな翼が見え、持ち主が姿を現す。
「雑魚の癖に、俺を此処まで追い込むとはな」
その声、姿は風夜だったが、それでも先ほどに比べて、纏っているオーラは更に禍々しいものへと変わり、放つ殺気も重くなっている。
「だが、これで終わりだ」
温度を感じさせない冷たい声で言い、風夜がK-01へ手を向ける。その手に集められている力も、先ほどの比ではないくらい強力なものだった。

