「ありがとうございます」 「いいのよ、お礼だから」 「そうよそうよ」 ゆうきはごくりと唾をのみこんだ。 彼女たちが常連客になってくれれば――― ここは慎重にいかなければならない。 あくまでも自然に。 「あ、そのリングはブルーダイヤですか?素敵ですね」 さり気なくミリアも手を取ってリングを見てる風を装う。 ミリアが顔を真っ赤にして、はい!そうです!と喜んだ。 …案外うぶなのかも。