だからなお一層、朱鳥の存在がありがたかった。やばい泣きそう…。朱鳥はそんな私を雑に叱咤した。 「なに潤んでんのよ!!何が何でも返してもらうんだから稼ぎなさいよ!!」 「う、うん」 私は涙を引っ込めた。泣くのはまだ早い。これからが大変なのに。頑張んなきゃ。日がすっかり傾いて私は朱鳥と一緒にホストクラブ【Sirius】に向かったのだった。