「…アイツとは飲めない」 ポツリと言った俺様。 寂しそうだった。 その横顔を思わず私は見つめてしまった。 なんて悲しそうなんだろう。 …こんな表情はみたことない……。いつも自信に溢れてて。自然と人を集める。それなのに今は薄暗いバーに埋もれそうな感じだ。 「…」 何となく声をかけにくくなって、どうしようかと思った時、夏さんが戻ってきた。 「ごめん、ごめん、こっちの冷蔵庫になくってさ……どうかした?」