***
開店時間になるとどんどん女性客が入店していった。
やっぱり人気なんだ、ココ。こんなに大きいもん。私は恭ちゃんに教えてもらった通りに仕事をこなす。
「いらっしゃいませ」
にこやかに挨拶をする。
「少々お待ちくださいませ。今、お呼び致しますので」
そうしてその客の担当のホストを呼んだり、席まで案内する。意外と接客業は私の性に合っていた。
最初はツンケンしていた隣の会計も何も言わなくなった。ここに来た彼女たちは気さくな人が多かった。
「あら、新人さん?頑張って」
「せいぜいいなくならないように上手くやることね」
などなど。嫌みも多少含まれていたこど、別に気になる程じゃない。女とバレなければ、上手くやっていけるかもしれない。そう私は感じた。

