男装ホスト★


***

開店時間になるとどんどん女性客が入店していった。

やっぱり人気なんだ、ココ。こんなに大きいもん。私は恭ちゃんに教えてもらった通りに仕事をこなす。


「いらっしゃいませ」

にこやかに挨拶をする。

「少々お待ちくださいませ。今、お呼び致しますので」

そうしてその客の担当のホストを呼んだり、席まで案内する。意外と接客業は私の性に合っていた。
最初はツンケンしていた隣の会計も何も言わなくなった。ここに来た彼女たちは気さくな人が多かった。


「あら、新人さん?頑張って」

「せいぜいいなくならないように上手くやることね」


などなど。嫌みも多少含まれていたこど、別に気になる程じゃない。女とバレなければ、上手くやっていけるかもしれない。そう私は感じた。