最上級な私と中の上





「そろそろ帰ろっと。じゃあね」

「ん、送ってく」



家が歩いて十五秒もしないお隣でもこーへいは必ず送ってくれる。


はじめは断ってたけどこーへいは絶対折れないから結局私が折れた。



家の前までくると私が家に入るまでを見届けてから自分の家へと戻るこーへい。


優しいこーへいを見ると男に厳しい私でも、こーへいが上の下くらいに見えるから不思議。




「ただいま~」




お風呂から出て2階に上がって自分の部屋の電気を付ける。


私の部屋の窓から見えるこーへいの部屋の窓はカーテンが閉まってる。



「おやすみ、こーへい」




こーへいには聞こえないけどそれだけ言って布団の中に入った。