最上級な私と中の上






放課後になると正門の前が騒がしい。


あ、こーへいだ。


私という彼女がいるのに身分をわきまえない女の子たち。


むかつく。


てかこーへいもなんで追い払わないのよ。





「おせえ」




私が前を通り過ぎようとしたら女の子に囲まれてるくせにすぐ見つけるこーへい。




「どけ、邪魔」




こーへいが女の子に言うと広がる道。


そんなすぐどけるなら初めから群がるなって話。





「ん」




こーへいが私に手を出す。


握らないわけにもいかないのでそっと握るとがっつり恋人つなぎに変えられた。