こーへいと付き合った次の日。
反対側なのに私の学校まで送ってくれたこーへい。
「別によかったのに。こーへい遅れちゃうじゃん」
「俺がおまえと長くいたいだけ」
こーへいがかつてないほど甘い。
今日の朝だって今までにないくらい優しく起こしてくれたし。
朝ごはんで嫌いな食パンのミミを笑顔で食べてくれた。
なんか調子狂う。
「ありがと、じゃまた」
「ん、じゃあな。」
そう言って私のおでこにキスして別れるこーへい。
な、なにあれ。
なんかこーへいがこーへいじゃない。
優しいのは前からだったけど今はその優しさに甘さが含まれてる。