最上級な私と中の上





こーへいは唯一私を甘やかさない存在。


親でさえも私が可愛いのかあまり怒らないのに、こーへいはことあるこどに私を怒る。

怒るというか叱る?



「あ、リョウタくんからメールだ」



ケータイをなんとなく見てみるとリョウタくんからのデートの誘い。


大学生のリョウタくんはすっごいかっこよくて優しい。



「おまえまただらしないことしてんのか?」

「だってリョウタくんは優しくてかっこよくて私のこと甘やかしてくれるんだもん」

「またどーせすぐ飽きんだろ。ほんとおまえの軽さには呆れるよ」



そう言って苦笑いを浮かべるこーへい。



「軽いんじゃないの、あっちが寄ってくるだけだもん」



少しムッとして言い返すとこーへいはもう興味がなくなったのかハイハイ、と適当な返事を返す。