「幼なじ「 彼女ですけど?」
にっこり私の最上級の笑顔を見るとぽかんとした顔の女。
私のこーへい取ろうなんて百年早い。
「ゆ、優香?」
「私のこと好きなんじゃないの?」
「は?」
「私はこーへいのこと好きだもん。じゃあ両思いでしょ?両思いなら付き合うでしょ?」
私が強気に出ると横で笑う女。
「康平くんは私の彼氏だし!誰だか知らないけど勘違いもやめてよね!」
そう言ってこーへいの腕を掴む。
私がこーへいを睨むとその腕を払うこーへい。
「なにこーへい。こんな女に乗り換えたんだ。もういい」
ムカつく。
月乃の言ったとおりだ。
こんなことになるならもっと早くに学校乗り込むべきだった。
イライラしてそのまま教室を出るとレオくんがいた。
