こーへいの学校まで来ると授業中だろうに外にいる不良たち。
不良たちよりこーへいに彼女が出来る方が嫌だ。
「おい、あの子見ろよ」
「まじでカワイイな」
「あんな上玉誰の女だ?」
不良たちがコソコソと私を見て喋ってる。
そちらに目を向けて微笑んでみる。
こーへいのクラスどこだろ。
「誰探してんのー?」
キョロキョロしてるとひょっこり現れたチャラ男。
顔は上。
チャラそうだけど普通にイケメン。
「こーへいのクラス連れてって欲しいの」
「こーへい?」
「沢村康平、知ってるでしょ?」
「沢村さんの女???」
こーへいの名前を出すと真っ青になるチャラ男。
こーへいってやっぱ不良の親分だったんだ。
「まだ彼女じゃないよ、でももうなるの」
にっこり微笑むと真っ赤になるチャラ男。
「こーへいのとこ、連れてってくれる?」
「も、もちろん!」
