「なんかあったでしょ、優香」




自販機で買ったジュースを私に投げる月乃。


大好きなココア。


こーへいが作ってくれるココアが一番好きだけど。






「こーへいと...喧嘩した...。怒らせたかも」

「...とりあえず次サボろっか。」





涙ぐむ私を見てにっこり笑う月乃。

頷く私を引っ張って人通りの少ない屋上の階段にやって来た。





「で、どーした?幼なじみクンと喧嘩とか珍しいじゃん」

「うん...」

「なにあったのよ?」





とりあえず月乃に一週間前のことを隠さず全て話してみた。