「こんなのがなんでモテるのかが私は分かんない。」



私は同じベッドの上で雑誌を読んでるこーへいに嫌味っぽく言ってみる。


ここはこーへいの部屋。

男にしては綺麗で無駄な物が無い黒っぽいこーへいの部屋。


ベッドの上の私がこーへいの部屋に置いてる赤色のクッションを我が物顔で使ってるこーへい。



「俺だっておまえみたいな性格ブスがモテる意味がわかんねえよ」

「は?私は可愛いもん。性格悪くてもいいの。」

「はいはい、分かった分かった。」



私が怒ってもこーへいは興味ないかのように雑誌を読み続ける。