「こーへいは私のこと恋愛対象じゃないんだ」
「は?え?」
「もーいい、かえる」
なんか自分が馬鹿みたい。
こーへいなら私のこと受け止めて満足させてくれると思ってたのに。
こーへいには化粧の濃いスッピンブスがお似合いだ。
腹が立って怒り任せに部屋を出ようとするとこーへいが私を後ろから抱きしめる。
は?
ちょ、ちょっとまって。
意味わかんない。
「なに?おまえ俺のこと好きなの?」
「え?こーへい?」
「それってさ、幼なじみじゃなくて一人の男として?」
「わ、わかんないけど!」
いいから離せ!
無駄にドキドキしてきたのでこーへいの腕から脱出を試みるがさすが不良のトップ。
力が強い!
