最上級な私と中の上






勝ち誇って言うと苦笑いをするハル。


私の髪でくるくると遊んでる。





「優香のこのくるんってなってるくせ毛可愛い、すき」


「ふふっ、ありがとー」


「やべ、キスしてー。していい?」


「だめ」





学校であろうと教室のど真ん中であろうと好きに振舞うハルにはびっくりする。


私も自由なほうだけど、ハルの自由さはいろいろと驚かされる。



こんなことするから周りに付き合ってるって勘違いされるんじゃん。





「ハル近い」


「照れてんの?かわいいー」


「照れてないし。邪魔なの」





まあそんなハルが嫌いなわけじゃないし、クラスで退屈しないのもハルのおかげ。


だからないがしろにはできないのだ。