こんな私と仲良くなるくらいだから月乃の性格はかなりキツイ。 下手したら私以上。 この前なんて女の子を泣かせてたしね。 「こーへいは私と」 「また幼馴染みの話かよ」 月乃と話し込んでて気づかなかったけどハルが戻ってきたらしい。 私の言葉に自分の言葉を被せ、さらに私の頭に顎を乗せている。 「ハルおもい、どいて」 「優香のシャンプーいい匂いするのな」 くんくんと私の髪の匂いを嗅ぐハル。 おまえは犬か。 アッシュブラウンに染められてる髪の毛は犬っぽく見える。