愛しい君へ贈る詩




「俺と結衣ちゃんは家族だよ」

「嘘、そんなの嘘よ!」

「嘘じゃない。若鍋と藍原はお互いの母親が姉妹だから、二人の関係はいとこになる」







混乱する女の子達に、その場にいた教師は本当のことであると間に入った。








「っつーか、蓮と藍原さんがいとこなのって、結構有名な話じゃねーの?」

「俺らサッカー部や、同じ小学校だった奴らにとったら有名な話でも、結構知らない奴多いみたいだぜ?俺、藍原さんの変な噂を言ってきた奴に訂正したけど、信じてなかったし…」

「マジかよ…」

「まぁ、3つの小学校から1つの中学校に集まるわけだから、知らない奴がいても当然なんじゃねーの?」







サッカー部員たちがヒソヒソと話す声を聞き、ようやくここでことの重大さに気付いた女の子達。
自分達がしでかした事の重大さに、誰も喋らなくなってしまった。