「ねぇ、何してるわけ?」
「れ、蓮くんっ!」
「どうしてここに?部活中じゃ…」
いきなり蓮が現れたことにより、体育倉庫にいた人間は驚きを隠せないでいた。
蓮はサッカー部員に入り口を塞ぐようにお願いをすると、自分は涙を流す結衣に近づいた。
そして、結衣の周りにいた男たちを突き飛ばし、自分が着ていたジャージを結衣にかけた。
「結衣ちゃん、遅くなってごめんね。守ってあげられなくてごめんね…」
蓮は泣きながら結衣を抱きしめた。
「ううん、そんなことない。蓮くん、ありがとう」
結衣は震える身体を安心させるかのように、蓮にぎゅっと抱きついたのであった。

