愛しい君へ贈る詩





「朝から何なんだよ。しかも噂って何のことだ?」

「何のことって…。恭輔は一体誰と一緒に登校してきたわけ?忘れただなんて言わせないよ」

「あぁ、そのことか。何だ、もう噂になってるのか」

「恭輔が女の子と一緒に登校してたって、凄い噂になってる。しかも、結衣ちゃん、前に恭輔がいきなり抱きしめた女の子だし、それもあって余計に噂が尾ひれを引いてる」

「…何て言われてるんだ?」

「2人が付き合い始めたんじゃないかって…。ねぇ、俺、前に言ったよね?!恭輔が結衣ちゃんを気に入るのは勝手だけど、結衣ちゃんを傷つけるようであれば、例え恭輔であっても許さない。結衣ちゃんを守るためなら、俺は何だってする。それが俺の親友であったとしても、それが守れないなら、中途半端に近付くなって」

「あぁ」

「だったら何で結衣ちゃんに近付いた!」






蓮は恭輔の胸ぐらを掴むと、恭輔のことを睨んだ。







「お前が動くだけで女は噂すんだよ!お前の影響力を考えて行動しろよっ!」

「蓮、離せよ」

「っ…悪い…」






恭輔は冷静にそう言うと、我に返った蓮が恭輔から手を離した。



2人の間に気まづい雰囲気が漂って、蓮は思わず恭輔から視線を外した。
すると、そんな雰囲気を恭輔が壊したのであった。