愛しい君へ贈る詩





「げっ…」

「この前も怒られたばかりでしょ?」

「あの時の蹴りはヤバかった…」

「何だ、お前ら家族ぐるみで付き合いがあるのか?」







恭輔は疑問に思ったことをそのまま口にした。








「うん。うちのママと愛花さん…」

「あーーっ!結衣ちゃん!それ以上はダメーっ!」







蓮は結衣の言葉を大きな声で遮った。
そんな蓮の慌てように、結衣は疑問に思った。








「蓮くん、まだ恭輔くんにも話してないの?」

「当たり前!今の恭輔の周りにいる女の子に知られたら、結衣ちゃんが危ないからね。安心できるまで言わない。この前も言ったでしょ?念には念を…ってね」

「…わかった。ごめんね、恭輔くん。まだ言えないみたい」

「ふーん」







恭輔はあまり納得がいかなかったが、蓮が認めてくれない限り、何を隠しているのかを教えてもらえないのだということを確信したのであった。




そうまでして隠したい秘密とは一体何なのか、自分は何故そこまでして秘密を知りたがっているのか、そして何より、最近の自分の心境の変化についていけず、恭輔はわからないことだらけで一杯であった。