愛しい君へ贈る詩



(恭輔 side)




「よう!恭輔。お前、朝から有名人じゃねーか」

「…何のことだよ?」








教室に着いて、自分の席に座った恭輔は、登校するなり、蓮に絡まれたのである。









「女の子の間で専らの噂だぞ?恭輔がいきなり女の子の抱き締めたって」

「へぇー…」

「へぇー…って、お前な…。で、実際のところ、どうなのよ?」

「さぁ?」

「んな、もったいぶるなよ。俺と恭輔の仲だろう?」

「……まぁ、抱き締めたことには変わりない。けど、元はと言えば、俺がぶつかって、向こうがバランス崩しているところを咄嗟に助けただけだよ」

「咄嗟にね~…」

「…何だよ?」








蓮は、恭輔の言葉にニヤニヤと顔が緩みっぱなしになっていた。
そんな蓮の様子に、恭輔は若干イラつき始めていた。