「おはよう、結衣」
「あずみ、おはよう」
「あんた、朝から有名人ね」
「有名人?」
「あら、知らないの?」
「何のこと??」
「さっき学校前で何かあったんじゃないの?」
「えぇっ!何で知ってるの?」
「凄い噂になってるわよ?」
あずみの言葉に、結衣は何故噂されているのか、わからないでいた。
周囲の目を気にしたあずみは、急いで結衣を屋上へと連れ出した。
「で、どうなのよ?」
「どうって…急に後ろからぶつかられて、転びそうになった所を助けてくれたの」
「何、アイツ結衣にぶつかって来たの?」
「えっ?あずみ彼のこと知ってるの?」
「う、うん。てか、アイツ有…」
「名前何て言うの?実は、今朝ぶつかった人、昨日の人だったの」
あずみが知っているとわかると、結衣はあずみがまだ話をしているにも関わらず、言葉を発した。

