しかし、待てど待てど、衝撃は起きず、不思議に思った結衣はゆっくりと目を開けたのであった。
目を開けると、誰かに抱きしめられているような状況になっており、結衣はビックリした。
「悪い。後ろ見ながら走ってたから、前に居たあんたに気付かなかったんだ。で、転びそうになってたから思わず引き寄せたんだけど…」
「あ…えっと、そうだったんですね。すみません、助けて頂き、ありがとうございます」
「いや、元はと言えば、俺がぶつかったのがいけないんだし…」
「でも、転ばずに済みました。ありがとうございます」
「……あんた、名前何て言うの?」
「あ、えっと…藍原結衣って言います」
「ふーん」
「あ、あの…それより、何時までこの格好でいれば良いんでしょうか?」

