愛しい君へ贈る詩





「結衣ちゃんも、蓮くんは蓮くんなりに考えた結論なんだから、貴女がそんな顔をしたらダメよ?本当の蓮くんの姿は、私たち家族が知っていれば良いじゃない。ねぇ、愛花?」

「………」

「愛花?」

「…はぁ~…。それもそうだな。あのチャラ男が実は真面目な優しい男だって知れ渡った時には、もっとモテて面倒なことになりそうだし、まぁ、それは良しとするか…」

「さ、蓮くんもお風呂から上がってきてしまうから、急いで夕飯の準備をしましょう」








愛美がそう言うと、リビングへと移動し、夕飯の準備を始めた。
部屋着に着替えた結衣も、母親である愛美の手伝いをしていたが、愛花はただ単に椅子に座って2人の様子を見ているだけであった。





しはらくすると、蓮がお風呂から上がったようで、タオルを肩に掛けてリビングに来た。