「じゃぁ、結衣ちゃんまた後で」
「うん。蓮くんありがとう」
そう言うと、二人はそれぞれの家の中へと入って行った。
そう二人の家はお隣さんなのであった。
しかしこの家、只のお隣さんではなく、秘密が隠されているのであった。
「ただいま」
「結衣ちゃん!お帰りなさい。心配したのよ?」
「ママ、愛花(まなか)さん。ごめんなさい、心配かけて…」
「良いんだよ。こうやって結衣ちゃんが無事に帰って来たんだから…。でも、遅くなる時はちゃんと連絡してもらわないと」
「ごめんなさい。昨日、充電するの忘れちゃって…電池切れになっちゃったの…。でも、帰りに蓮くんと会って一緒に帰って来たから大丈夫だったよ?」
「それで、うちのバカ息子は?」
「蓮くんなら、向こうの玄関から入ったよ?」
「逃げたか…」
「いやいや、うちの玄関は向こうだから。その辺は一応ちゃんとしなきゃダメでしょ?」
そう言って現れたのは、先程別れたはずの蓮であった。

