それから三人で校門に向かって歩いていると、クラクションが鳴らされた。
鳴らされた方向を見ると、一台の車が止まっていた。
「大ちゃん!」
「あずみちゃんの知り合い?」
「彼氏なの。まさか、結衣と会うとは思ってなかったから、この後会う約束してて…」
「そうなんだ。なら、行っておいでよ。私なら大丈夫だし、気にしないで?」
「そうそう、結衣ちゃんには俺がついてるし、帰る方向も同じだから心配いらないよ?」
「…本当でしょうね?」
「俺ってあずみちゃんから見てそんなに信用ない?」
「えぇ。貴方の良い噂聞かないもの」
「まぁ、噂はそうだけど…。でも、結衣ちゃんに関してはちゃんと誠実だから信じて?ね、結衣ちゃん」
「う、うん?」
「何で疑問系なの?」
「ごめんね、蓮くん。私、蓮くんの噂知らなくて…」
「「…………」」
結衣の一言にあずみと蓮は固まってしまった。
そして、結衣に聞こえないように、二人は小さい声で話し始めた。

