あの日から私は仁と帰るようになった。
毎日仁と帰るのはすごく嬉しい。
でも、やっぱり仁は私のこと幼なじみとしてしか見てなかったんだな…。
「仁、野球部は何人新入生が入ったの?」
「55人だ」
「うわやっぱ野球部強いねー」
「そっちはどうなんだ?」
「うちは、26人。去年より5人増えたから、まあまあかな」
「へえ。真理が泣かせた子は?」
「ああ、相川さん?入ったよ。かなり燃えてる」
「ふーん、良かったな」
「なんかあれから相川さんの目が怖いんだよね」
「真理があんなことするからだろ」
「うう、そうだけど」
そんなことを話しながら一緒に帰る。
ちょっとだけ進歩かな?

