幼なじみの君に season春→夏



怒涛の仮入部期間が始まりました。

女子テニス部初日の仮入部員は27名。

うーん、新入生380人中女子約半数、その内の27って考えたらまずまずかな…?



「じゃあ、一年生の中で経験者の子は手挙げてくれる?」

部長の問いかけにパラパラと手を挙げる1年生。

う、27人中経験者5人か…

いやいや、でも初心者でも才能がある子がいるかも…!

うん、そう思いたい。



「オッケー!初心者の子はこっち。経験者の子は私についてきて」

はーい、とバラバラに返事して5人が部長についてコートに行く。

「今から現役のレギュラー相手に練習試合してもらうよ。1年生は自分の対戦したい相手を指名してね。」

「じゃあ、一番右の…佐々木さんから」

佐々木と呼ばれたその子はもじもじしながら2年レギュラーの子を指名する。

「次、相川さん」

気の強そうな子だな…。

きりっとした眉、意志の強そうな目、真一文字に結ばれた口。

いかにもプライドが高そうだ。


「はい!!では、佐山先輩、お願いします!!」

うへぇ、私!?

なんでそこ私チョイス?

「真理、よろしくね」

「了解、部長」

軽く敬礼して、

「えっと、相川さん?あっちのコート使おうか」

「はいっ!!お願いします!!」

相川さんを連れてコートへ向かった。

真面目っちゃ真面目か。

プライドが高そうだけど、私の後ろついて歩いてくるの、なかなか可愛いぞ。