幼なじみの君に season春→夏



「お待たせー!!」

「おう」



今日は夏祭り

愛と広田と仁と四人でまわります

夏祭りといえば、浴衣!!

しかも、今年は仁とまわる!!

髪の毛もセットして、ちょっとだけお化粧して、準備万端!!



「愛、可愛いね。ピンクがよく似合ってるよ」

「えへへ、そうかな?ありがと」

「よし、じゃあ行くか」

「ちょっと待ちいやあんた、私には何も言わんの?」

「うん」

「いやいや、うんちゃうでしょ」

「うん」

「ねー、仁もなんか言ってよ」

「ん…可愛いんじゃねーの、浴衣」

「ほんと?嬉しい」

「良かったね、真理」

「ふん、仁が褒めたのは佐山じゃなくて浴衣だよ」

「ほんと最低だな広田」

「まーまー、行こ」






一軒目、的当て


「あ、あの熊の人形可愛いな」

愛が指したのは、目が充血してやたらスタイルのいい七等身の熊だった

「よし、俺が取る」

「いや、まずはそこ彼女の趣味疑おうよ」

「愛の?なんでだよ、あの熊愛嬌あるじゃん」

「なんでやねん」

ほんと似た者同士だな

「ははは」

仁も笑ってるし






2軒目、金魚すくい


「おっちゃん、四人」

「あいよー」

「ねえねえ、誰が一番金魚とれるか勝負しよー」

「えー、そんなの結果見えてるじゃん」

「じゃあ、ペアにするか」

「お、いいね。じゃ、俺は愛とな」

ペアなんて決まってると言えば決まってるようなものだけど。

いち早く愛の名前挙げる広田ってなんかちょっとかっこいいな

それに、愛も

愛が羨ましい

私にはそんな人いないし




「真理。負けてられないな。俺たちもやるぞ」

「うん」

さらさらと金魚をすくっていく仁

う、上手すぎでしょ

一方の私は…


「うへ、全然ダメだ」

すくってもすくっても金魚が逃げていく

「はあ、何やってんだよ」

ため息をつきながら、仁が私の手を取る

「こうやってとるの」

すぐそばで仁の声がする

ち、近いよ

私、顔赤くないかな…?

「ほら」

あ、取れた

「やった、初めてだ…!」

「良かったな」

仁に笑いかけると、笑い返してくれた



「結果は、俺と愛が9匹、佐山と仁が23匹か」

その内訳、私1匹、仁22匹です

「うーん、金魚すくいって難しいねー」

「仁はすごいな」

「サンキュ」