部屋に入って、瑠衣と色々話した。 あたしが住む部屋はどこがいいとか、家具はどれがいいとか、あと仕送り額も。 「ふぅ……話したな。」 「うん。かなりね。」 もう2人は疲れきっていた。 ただ話しただけなのにね。 「でさ、結局瑠衣は何を条件に出したの?」 「え?あぁ、それはまだ秘密。」 口角を上げ、ニヤリと微笑んだ。 こんな時にもカッコいいなぁなんて思ってしまう。 「ま、そのうち言ってやるよ。」 「ケチだなぁ。」 「ははっ、ごめんな、ケチで。」 それ本心じゃないでしょ。 まあいいけど。