「すみません。じゃ、話終わったんで荷作りします。」 「じゃあ父さん、今週中に済ませるから。」 「うん。仕送りの金額は自分で決めておきなさい。」 仕送りか。 なんか、大学生になった気分。 「無理しなくてもいいから。 バイトするし。」 「バイトは高2からだな。 まだまだ中学生が抜けてない。」 「はいはい。わかりましたー!」 あたしは適当に返事をして、階段を上がった。