「だから、俺の家に来るか?」 「って、いやいや。家族が困るでしょ!」 「それなら心配しなくても、半年に一度しか帰ってこないから。」 え、半年に一度? なんで? 「瑠衣の親、海外で働いてんだ。 だから、基本瑠衣の家にはお手伝いさん2人しかいないよ。」 「へぇ……」 杏里、さすが幼馴染。 って、感心してる場合じゃないね。 「で、どうするんだ?」 3人の視線があたしに集中する。 ……そんなに見ないでよ。